楽一導入 食品業様の業務調査 その2

カシオの楽一は、一次産品を調達して取り扱う、食品製造業及び食品卸売業の会社様のソリューションにも役立っています。

食品製造業及び食品卸売業 “商品”の特性

■欠品させられない
食品製造業では欠品が、機会損失になります。商品を提供できなければ、得意先は他社から代替商品を調達して、結果として乗り換えられてしまうかもしれません。また、スーパや飲食店の注文は、最終消費者の需要による影響の為、季節要因やイベント要因による変動もあります。

■過剰生産による廃棄ロス
一方で食品という性質上、作り置きには限界があり、生産は毎日であり、過剰生産分は廃棄ロスになります。

■原材料調達の課題
作るものも食品なら、原材料も食品です。そのため、常に十分な生産が可能な材料を確保しておく必要がある一方、原材料についても廃棄ロスに悩まされています。


“商品単価”の特性

食品卸売で、特に生鮮品では、商習慣として、納入単価については別途取引と合意したうえで、日々の納入が行われています。

■仕入時 
週次での改定が行われます。卸売市場では、週次での予約相対取引により、価格変動リスクをヘッジした取引が主流になっています。

■売上時
都度の納品書には、必ずしも単価を記載しないケースがあります。ただし、単価が未定なのではなく、得意先と事前に合意形成がされています。

■請求時
このため、楽一のお客様の運用では、締め前に未入力単価を一挙に打込む運用をされるお客様が見受けられます。


お客様企業内の“役割分担”

食品業のお客様企業では、社員の方が、主に次のような役割分担をされていました。

■商品開発・仕入・生産・値付け
売上の需要予測や、食材によっては、市場での目利きを要します。また、原材料は為替や季節要因などにより、コスト変動するために、市場環境を読みながら、仕入値を駆け引きしたりする必要があり、資金繰りや利益の生命線となります。そして、最適な生産量を計画します。このため、仕入や生産は経営者が担っている場合が多いようです。

■業務
得意先から注文受付、商品のピッキング、楽一への伝票入力を行っています。スーパーは閉店後の夜間、飲食店は閉店後の深夜に、翌日の必要食材をFAXや留守番電話で注文してきます。そして、スーパーは開店準備、飲食店は仕込で、朝早くから食材の仕込が必要です。したがって業務担当者は、早朝から出社し、FAXや電話による“アナログな発注情報”を仕分ける必要があります。

■営業・配達
日々の商品納入を行いながら、価格交渉や販促活動も担います。例えば、スーパー納入時、商品のPOPを添えて納品するような活動や、飲食店へ自社食材を使用したレシピ提案などが該当します。日々の納入は担当者、価格交渉や販促活動は経営者が、というように分担しているケースも散見されました。


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調査からのソリューション~楽一の出来ること~

食品業の調査結果に対して、楽一は以下の点に着目し、次のようなソリューションを提供します。これらの機能は、EX販売管理システムの食品製造業向けオプション商品として提供されます。

■“受注”の課題に ・・・ 『COW注文受付』
Webの仕組みを利用して、得意先も自社も便利になる、注文受付の仕組みを提供します。

■“生産”の課題に ・・・ 『品繰り表』
売上データを活用して、需要を読み、適正な生産予定をシミュレーションできます。

■“仕入”の課題に ・・・ 『材料展開計算』
生産予定をシステムに入力すれば、必要な原材料数を自動計算することができます。


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