ウイルス対策ソフトの弱点
マイナンバー制度導入に、企業のセキュリティ対策のあり方も大きく変化してきています。
メールでのデータやり取り、ネットバンクによる送金など、実はセキュリティ対策が必要な状況ではあったのですが、マイナンバーをきかっけに多くの企業が改めて見直しを行っているのです。
そこで、今回は最も身近なウイルス対策ソフトについてご説明いたします。
メリット・デメリットを正しく理解し、正しく運用していかなければなりません。
ウイルス対策ソフトの弱点
パソコン1台毎び管理が必要
更新されているものと、されていないものは混在している状況が多く見られるのがソフト導入後の現状です。
それぞれの導入・更新時期が異なり担当者でもいない限りは有効期限にギリギリ気が付いた、あるいは切れてしまっていた、なんてこともよく耳にします。
またパソコンを購入した際にプリインストールされているお試し期間でのソフト導入など、正式にライセンス購入していないものを勘違いしてしまうパターンなど要注意です。
パソコンの電源が落ちている時はソフトが作動しない
年末年始やその他長期休暇中は、ウイルス対策ソフトの更新がされません。
連休明けにウイルスソフトの更新を待たずにメールやインターネットを利用していませんか?
ウイルス対策ソフトはウイルスがパソコンに侵入してからの処方箋
ウイルス対策ソフトでは、既にワクチンが出来上がっているウイルスにしか対応していません。
新種を含めた未知のウイルスが驚異的に増加している現在では、対応範囲が限られています。
そもそもウイルス対策ソフトだけではインターネットの脅威は防ぎきれない
最近の脅威はウイルスだけにとどまらず、標的型攻撃やフィッシング詐欺などのユーザー心理を巧に狙った攻撃が増えているため、ウイルス対策ソフトでは防ぎきれなくなっています。
ウイルス対策ソフトはパソコン本体にかかる負担も大きい
市販のウイルス対策ソフトは、主に個人向けの機能が多く、様々な機能が搭載されています。
全ての脅威にソフトのみで対策を取るということは、それだけパソコンにかかる負担が大きくなります。
お持ちのソフトに対するイメージと異なった方は新しく情報収集してみてはいかがでしょうか?